わがはじ!

めんどいオタクのブログ。

『あたし、おかあさんだから』議論から見る「公」と「個」のバランス

なんだか東京も延々氷点下という気温が続き、立春だというのに寒い冬まっさかり。何かあたたかな話題を、とネット上を徘徊していれば案の定炎上案件に当たる。 気にかかったのは、タイトルにも上げた絵本作家・のぶみさんが作詞した『あたし、おかあさんだか…

EVOを観戦していたら、格ゲーが嫌いになった日を思い出した。

EVO Japan 公式ツイッター画像より ときど選手「画面までのメジャー測り」ルーチン EVO Japan (@EVOJapanNews) | Twitter 今、格ゲーが熱い。うん、個人的に。 evo-japan.net 「e-Sports」と称されるようになって久しい対戦格闘ゲーム。いわゆる「格ゲー」。…

『少女終末旅行』考察その②~『暇と退屈の倫理学』と併せて読む

またもやである。 先日、比較的長々と『少女終末旅行』という作品について書いた。非常に良作であったし、その物語性は現代日本における「生き方」に対して鋭い示唆を与えているのでは。というようなニュアンスで文章を書いたばかりである。その際の記事は下…

社畜を生み出す「日常」という信仰

首都圏の鉄道 雪で運休や遅れ(午後5時) | NHKニュース から ・大雪でも許されない我々社畜という存在 東京においても久々の大雪となった。一昨日午前から降り始めた雪は夕方~夜にかけて更に酷くなり都心においても積雪20cmを記録する程。いやはや、驚…

『少女終末旅行』を見て。今この国で生きる絶望と想像力について。

『少女終末旅行』©つくみず/新潮社 「少女終末旅行」第6話の先行カットが到着。ケッテンクラートの故障、そしてユーリの視界に飛び込んできたのは…(画像1/6) | WebNewtype より 正直そこまで期待をしていなかった作品に完全にいろいろ持ってかれたという…

「批評」と「批判・ヘイト」の違いを考える

インフルエンザが大流行とのこと。弊社もやはり例にもれず、各所で人が消え、その人が復活しては人がまた消えと、もはや職場がシャマラン監督の『ヴィレッジ』よろしくな世界感を醸している今日この頃。実際、僕も風邪をひいたので何も言えないのだけど、ち…

LGBT議論が解いていく「自分」という存在

いくつかの考え事が重なると、文章を吐き出すという傾向が自分でも分かってきた。一つの観点だとなかなか文章にならない。いくつかの関連する発想が重なったときに「これって一連の話じゃないか」と懇々と書き出す。今日もそんな引っ掛かりから、考え事を漏…

『ドキュメンタル』の下ネタは笑えるのか

うちのテレビは、寒い日だと調子が悪い。スイッチをつけても5分は画面が安定しない。電波の受信がうまくいっていないのだろう。この謎の不調を抱えたテレビは5年前にネットで購入、32型で2万円という破格の新品単価が功を奏して、いまだにメーカーすら判っ…

三十路とオタクと友人と孤独と

昨日は成人の日ということで、全国各所で成人式が執り行われていたようである。若いという事はそれだけで価値があるってもの。しかしながら、同時に年齢を重ねるという事も、また価値的ではないだろうか。そうなんだよ。価値的なんだよ。 日々のごとくツイッ…

合理性の先に待つ『ポプテピピック』という罠

©大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード TVアニメ「ポプテピピック」公式サイト 正月気分からなかなか抜け出せない。何をするにも虚脱感がのしかかり、結局ツイッターを眺めてはぼんやりと内省を繰り返す日々。そしてとうとう始まった問題作『ポプテピピック』…

オタクとして「消費者」を逃げないということ

全国的に2018年ということで、平成もいよいよ30年を迎えたらしい。気づけばどこもかしこも新年賀正ムード。そして、社会に身を報じる立場としては、すぐすぐ仕事始めが見えてきて、3月末に向けてのラストスパートが始まる・・・ そんな絶望的な現実について…

サブカルをもう一度~『母性のディストピア』を読んで~

長い事便秘気味だった文章を無理やり押し出した感も否めないが、とりあえず書き出してみる。 すっかり冬本番っていうか、もはや年末ていうかクリスマスだよね。そんな日に何を書き始めたのかと言えば「サブカルをもう一度」ってモテないにも程があるテーマな…

冬コミC93新刊告知『大怪獣サロン大特集/造型工房SIGMA×RINS 着ぐるみ工房対談特集』

朝起きるのが苦痛でしょうがない。もう本当に寒い。完全に冬。ということで、そんな12月も中旬に差し掛かる今日この頃。ようやく冬コミの新刊準備が終わったので、そのお知らせでもさせていただきます。以下新刊表紙と詳細でございます。 【タイトル】「’00/…

「or」と「and」の思考

さわやかな秋晴れの1日となった。それでも、今日も今日とて、根暗ぽい思考が過ってしまったため、滔々と書き始める。本来なら同人原稿も修羅場と化しており、こんなことに興じている場合じゃないのだけれど。もう書き始めてしまったものは仕方ないので、多…

企業の不祥事に抱く「安心感」

日本企業の不祥事やらが相次いでいる。昨今賑わっているのは神戸製鋼のデータ改ざん問題。その少し前には日産の無資格検査問題、新国立競技場建設社員やNHK職員の過労死、時間を少し前に戻せばタカタのエアバッグリコール、東芝の会計不祥事、電通の社員過労…

僕とアニラジとコミケ~アニゲマスター復活を受けて~

画像元:文化放送HP下記特番ページより 突然、サブカルクソオタクみたいなテーマで記事を書き始めたわけだけど。こんな事があったら、ちょっと僕も黙ってはいられないわけです。はい。 www.agqr.jp 放送開始から20年という時を経て、文化放送の土曜21~23時…

人は胃カメラ検査で性的に興奮できるのか

人が大人になる過程には、さまざまな禊(みそぎ)がある。何かしらの儀式と呼んでもいいだろう。例えば、セックスをし、童貞を捨てること。あるいは酒を飲むこと。社会人として働きだすこと。まぁ、つまるところ何でもいいのだけど、今日。僕は胃カメラを初…

あなたが10秒黙れば世界はだいぶマシになる

今日はできるだけ短めに。ふと最近思っているネットでの発言だったり、そういうことについて愚痴まじりに。 ネット上において、多少なりともSNSを活用する人なら理解できるかと思うが、自分の発言を読む人に対して、その短い内容から「本意」や「文脈」を伝…

『Wake Up,Girls!』を見て思った「アイドルを愛する」という事について

Wake Up, Girls! 総合公式サイト|WUG!ポータル より Green Leaves / Wake Up,Girls!製作委員会 昨日、ようやく『Wake Up,Girls!』を全話見終えたので、その思いを好き勝手語っていく。薦めたいので、ネタバレ少な目でエッセンスだけ書けるよう頑張ります。…

僕らは「自分を守るため」に正しさに堕ちていく

『人はなぜ宇宙人に誘拐されるのか?自我を形作る「意識」と「無意識」の並行システム』 竹書房 著:エリエザー・J・スタンバーグ 訳:水野涼 2017/7/6発刊 つい先週くらいまで、うだるような暑さに体も心もやられていたのだけど、気づけば徐々に涼しさの気…

そんなに言うなら評論島へ来いよ(個人的評論情報本15選)

ここ最近、毎回コミケやら同人誌の話題ばかりで飽きられている気もしているのだが。もう少しだけ我慢頂きたい。というのも、ちょっとまだ言いたいことがあるのだ。 今回のコミケ前こんなことを呟いたら、思いのほか拡散されてしまいなんだか複雑な心境だった…

異常、ということについて。

今年も例年の如く夏コミが終わり。弊サークルの新刊も想定以上に捌け、もうちょっと作っても良かったかななんて。毎度数量は読めないもので、せっかく遊びに頂いたのにお渡しできなかった方がいて反省材料も残ったり。また冬コミに再販も考えてますのでそう…

夏コミC92既刊のご案内

ということで、コミケまで一週間切りました。早いもんです。新刊の告知が済んだので改めてここで今回の既刊ラインナップをご紹介。新刊もなかなかあれだけど、まぁ既刊も大概アレなので、ぜひチェックしてみて下さいまし。 ①『'00/25 vol.6 特集:女装という…

ビットコイン、ブロックチェーンがわからなくて

気づけば世間は夏一色となっている。小学生は夏休みに突入、そしてロックフェスに花火大会に夏WFにコミケ。リア充もオタクもイベント盛りだくさんな時期となった。当方もコミケの準備はあらかた終えて、残りはPOP作成といった細かい作業を残すのみ。そして案…

仕事で消耗しない為に思い出す3つの言葉

とりあえず夏コミに向けたファイル制作やら宣伝記事やら。そうしたマスト事項はあらかた終えたので、今日は根暗な独り言を好き勝手最近思っていることを書こうと思う。 海の日も通過し、待望の3連休を終え平日に突入。やはり連休そのものは素晴らしい概念だ…

夏コミC92新刊告知『これからの「性器」の話をしよう』

今年も気づけばいよいよ夏コミまで一か月を切りました。ということでまた凝りもせず、バカ雑誌作りましたので新刊のお知らせです。こんな感じの本になっております、ハヤカワさん訴えないで下さい状態です。下記新刊の詳細です。 【タイトル】「’00/25 Vol.7…

『失敗の本質~日本軍の組織論的研究~』を読んで感じる宗教的思考の重要性

夏コミ原稿中に読んでた本についての感想その2である。自分でも思った以上に頭の中に、いろんなことがたまっていたらしく、珍しく続けての日記を書いている。それにしても売れているらしい、この『失敗の本質』(中公文庫)。各書店大きいところはどこでも…

無意味な人生を歩むこと~『断片的なものの社会学』を読んで~

もう気づけば7月も中旬に差し掛かろうとしている。ようやく夏コミの原稿もひと段落。その宣伝なんかはまた次回でやることにして。ここ1か月近くはツイッターで脳みそに溜まる澱を吐き出していたものの、やはり140字にとらわれずブログに好き勝手書く時間が…

日本のモノづくり復活と同人活動のススメ

最近ニュースを見ていると日本の家電・ITを中心としたモノづくり企業が窮地に立たされているという話をよく目にする。東芝については、ここ数年の中で低迷していた経営体質が明るみになり大きな問題となった。現在ではその主幹事業であったメモリ事業売却…

デザフェス初めて行ってみて思った「拗らせる」ということ。

最後なんか、めっちゃ内省記事になっちゃってるんで、そこは了承くださいませ。 週末が過ぎ、気づけば5月ももう終わり。2017年も半分そろそろ差し掛かる?マジですかと言ってる間もなく、コミケの当落発表も目の前なんだから否応なしに夏コミ同人誌の作業へ…