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「傷物語<ⅱ熱血編>」は堀江由衣ファンの為の「豚物語」だった話

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(C)西尾維新講談社アニプレックス・シャフト(鉄血編CMより)

 

オタクの間で今映画の話題といえば「シン・ゴジラ」一色ではあるけれど、ここではそっちの話題は差し置いて(ほとぼり冷めてから書くけど)今日8/19(金)に封切になった「劇場版 傷物語<ⅱ熱血編>」早速見てきたのでレビューというか、もうタイトルの通り。

 

ツイッターでは既に言ったけど今回メインキャラであるキスショットに負けず劣らず羽川翼の登場シーンが素晴らしいこと。もはやこの作品のジャンルは「堀江由衣ロマンポルノ」と言っても差し支えない出来だった。元黒猫同盟民としては感無量という作品だった為、ここで沸いてきた感情について徒然と書いていく。基本的にストーリーってより、堀江由衣羽川翼の事しか書かないけど、多少のネタバレあるので、読むかどうかは個人の裁量で。

www.kizumonogatari-movie.com

 

僕個人、封切に合わせて映画を見に行くなんてことはまずしたことがない。それほど今回の公開を楽しみにしていたのである。前回<鉄血編>の出来は個人的に相当良かった。特にやはり羽川翼がエロかった。良い堀江由衣であった。いちいち煽情的な角度であおる胸と体のライン。そして無垢な堀江由衣女史のボイス。なんというご褒美だろうか。その2作目とあれば、テンションもいやおうなしに上がるというものだろう。

 

仕事を早々に終わらせ会社から今回予約をしたTOHOシネマズ日本橋まで心はずませ徒歩で移動。すると、どうもケツが痛む。歩き擦れるたび、過去に経験したことのないレベルの痛みでちょっと痔を疑う。切れ痔かもしれないという予感に徐々に落ちるテンション。「これじゃ傷物語<熱ケツ編>だよ」という独り言を言いながら自分を鼓舞するも、まったく痛みは引かず結局タクシーを使用。無駄金をはたきなんとかテンションを維持した。まぁ、それが言いたかっただけなので、そろそろ本編の話に入ろうと思う。

 

まず「傷物語」は「化物語」からスタートした物語シリーズの中でもでもいわゆる「ゼロ」的な挿話となる。主人公阿良々木暦が、吸血鬼のキスショットアセロラオリオンハートアンダーブレードと出会い、そもそも人外の力を手に入れるきっかけとその際の戦い描いた話だ。

 

ただ、同時に。この物語シリーズでいなくてはならない阿良々木の同級生で優等生、羽川翼との邂逅が描かれるのもこの「傷物語」なのである。今回の<熱血編>では羽川との阿良々木の接近がテーマの中核ともなっている。念のため言っておくが、その羽川翼を演じているのが、永遠の17歳スターチャイルドが誇るスマイルサイボーグこと堀江由衣女史である。堀江由衣についての僕個人の感情は前に記事にもしているので、そちらを確認頂きたい。

wagahaji.hatenablog.com

 

何が良いって、やっぱし今回もエロいんですよ。めちゃくちゃエロい。ていうか<鉄血編>からツッコミたかったのだけど、アニメ版より彼女、胸が大きくなってませんか。すごいぷるんぷるんしてませんか。僕の思い込みですか。そうですか。お願いです、病院はやめてください。

 

劇中、阿良々木はキスショットの力により吸血鬼としての力を得る。羽川はどこか闇を抱えた阿良々木の面持に気づき「力になりたい」と阿良々木に接近する。しかしその羽川を阿良々木は「邪魔だ」と突き放しにかかるが、めげずに会話を続け、挙句の果てには「自らスカートをめくり」パンツを自ら見せたりもする。そして阿良々木は友人として彼女を認め、折れるのであった。

 

中学生なら夢精してしまう。そのポルノティックな描写に相まってCV堀江由衣の声がまたどんぴしゃり。なんと堀江由衣女史は痴女的な演技もできるのか。ファンになって12年。新たな発見であった。新房監督、完全に地上波で出来なかった羽川翼のイメージビデオをここで作りやがったという印象がとにかくすごい。感動した。

 

見ればわかるが、実際羽川は阿良々木にこの時点で好意を抱いている。少し本編の話を思い出してみたい。羽川翼がメインとして描かれるのが「猫物語・白/黒」である。この話では羽川翼の重たい家庭事情から、彼女が抱く闇とそれによって現れる怪異。その怪異から羽川を救い出す阿良々木の活躍が描かれている。「猫物語」のネタバレになってしまうが、この話の最後。羽川翼は自分の本心をさらけ出し、阿良々木暦に告白をする。しかしながら、その時点で阿良々木は戦場ヶ原ひたぎという別のキャラクターと交際をしており、羽川は要はフラれるのだ。涙を流しながらも、とても潔く、それでいて愛情に満ちたシーンと演技に、テレビ放映当時は当然ながら号泣しながらそのラストを眺めた。(嗚咽しすぎて隣人から壁ドンを食らうほど泣いた)

 

その阿良々木への恋の結末をわかりながら、羽川の淡い想いをスクリーンで我々は見なければならないのである。どれだけ言っても伝わらない。阿良々木にとってはあくまでも羽川は面倒見のいい委員長であり、優等生であった。

 

ここから本作のネタバレになるけど、今回の<熱血編>は阿良々木と吸血鬼ハンターたちとの戦闘を扱った作品である。その戦闘の最中、羽川は巻き込まれ内臓がモロ出るような無残な傷を受ける。意識が薄れゆく中、慌てふためく阿良々木に、ハイライトがなくなった死んだ目で「うるさい」とあしらいながら、敵の弱点を見抜いた彼女はその弱点を阿良々木に一言教え、目を閉じるのだ。なんだその中二的な描写!!今時サンホラの歌詞でも聞かねえよ、と心中ツッコミながらも泣き出す僕。萌えと燃え、その概念が合わさったとき、容易に僕らは股を開くのである。

 

そして特に先に書いた「猫物語」での最後のシーン。そう、羽川翼阿良々木暦に対する好意は叶うことがない。どれだけ阿良々木の事を心配しようと、尽くそうと、そうであったとしてもその恋が叶うことはないのである。それを思えば思うほど、今回の「傷物語」での魅力的な羽川翼の描写、そして堀江女史による儚くも淡々とした彼女の演技は、シリーズファン、ひいては堀江由衣ファンにとって涙腺に悪い仕上がりとなっているのである。

 

そんな感じだったので見ている最中、僕自身もかなりメガネを外して涙を拭いている時間が長かったのだが、両隣の客から「なんだこいつ」という視線を受けたのは確かな気がする。そう。たぶん普通の人はそこまで泣く要素ないのかもしれない。話としてはそりゃ面白い。バトルシーンも申し分ない、音楽も素晴らしいと思う。ただ、今回に関してはやはり羽川ファン、堀江由衣ファンにとっての「パライソ」を新房監督には見せて頂いたと感謝の念を禁じ得ないのは確かだ。中学時代に見なくって本当に良かったと思う。マジで沼に沈められるところだった。

 

冒頭「これは堀江由衣ロマンポルノという新しい概念の作品だ」と言ったが、僕はそういう見方をしてしまった。恐らくこれを読んでから劇場に足を運んだ方で「結局あいつ何を言ってるのかわからなかった」という御仁の方が多いことかとは思うが、もし。もしこの文章の言わんとするところが掴めた、あるいは布教・啓蒙していきたいという救世の士がいらっしゃった場合には、文通から始めたい所存である。