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わがはじ!

めんどいオタクのブログ。

ふと自らの同人活動を客観視して

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 撮影:林先生 半身のおっさん:僕

 

前々からここでも書いていた通り去る2月12日。コミティアにサークル参加してきた。遊びに来てくださった方々、本当にありがとうございました。

 

あまりに売れなかった前回コミティアに対してリベンジを掲げた今回。幣サークルに委託で来てくださった林先生の陽子加速器施設写真集『PROTON』には遠く及ばなかったものの、こちらの既刊も「前回実績3部」に比べれば、それなりに数も捌けた気がする。むしろその写真集目当てで来たお客さんに、下ネタ満載の『3K歌集』を押し売りするなど非人道的な振る舞いもしたような気がするが、何はともあれなんとか今回売上で今月の電気代・ガス代辺りは賄えそうだ。また本が捌けたおかげで帰りも宅急便を使わずにキャリーを引いて家まで帰ることが出来た。いやほんと有難い限りである。

 

これが林先生のとこの写真集。やっぱすごい。ビレバンでも買えるみたい。

 

 

と、そんな中で今更ではあるのだけど、昨日のコミティアという場所で。ふと自分のサークルを客観視することが出来たのでそんな感慨をここに書洩らしておこうと思う。

 

これがコミケの場合案外難しい。行軍のような人の群れ、極寒と灼熱という過酷な環境、そして盆暮れという日本の心を逆手に取った開催日程。毎度参加してもバタバタしてしまい、気づけば「終わった・・・疲れた・・・」という言葉に尽きてしまう。最近アフターなんて行ったところで大抵寝落ちしてる。いつかレイヤーさんと楽しく談笑、更には夜もワンチャンとか夢見てみても、体力が足りない、コミュ力が足りない、結局のところ自分が足りない。てかそれ以前に、そもそもうちのサークル、コスプレイヤーとまるで関係がなかった。長くなったが何が言いたいかっていうと、コミケって落ち着いてイベントや同人活動自体を省みれないなぁ、と思ったのである。

 

それに対して、比較的よい頃合いに開催してくれるコミティアそして、会場もいい塩梅の人ごみ、そして落ち着いた雰囲気。今回はいい機会だったのでちょっと冷静になって、自分のサークルを諸々眺めてみたという訳だ。

 

・そもそも、うちの本って

そこでふと思った事としては、買ってくれた人にも、協力いただいた方にも失礼な気もするが「うちの本を買っていってくれるような人って、どんな人なんだろう」って事だった。それが顔見知りであれば義理人情も含めて、ありがとうございますって感じなのだけど、とにもかくにも偏ったテーマにこの文章量。まず初見で「ちょっと見てみてもいいですか」と言う人はまず買っていかないというジンクスまである。いや、ジンクスというか、ただの自明の理かもしれない。

 

思えば、これまで発刊してきた「'00/25」シリーズは所謂、傍から「こんな人たちと会話してみましたよ!」というおもしろカルチャー紹介本では、まずない。どちらかと言えば「当事者」向けの本に近い。オタクだったりフェティシズムだったり、そうした「一物抱えた人」の心理を文章化してみたい、なぜそうした趣向を抱くようになったのか、ということを考えるのが根源的な目的の本となる。そりゃあ「ちょっと気になるぞ」って人が買える代物ではないかもしれない。自身の編集・デザインスキルの不足も当然あるのだけど。

 

また今回、売り子するでもなくぼんやり突っ立ってると、スペース前を通る人が「女装だってよ」「フェチって」とヒソヒソ話して通っていくのにも案外気づけた。結構いた。なるほど、扱っているジャンルもやはり文化として全然アウトローにいるのは間違いないようである。そうした周囲のリアクションを見てみて、やっとその実感が出来た。アホである。いや分かってはいたが「分かる」のと「実感」では雲泥の差がある。

 

まぁ、まずジャンルとして。ご飯とかペット等よか明らかに数字が取れない分野を扱っているってのは理解できる。イヤらしい妬みという話ではなく、当然のこととして一般的なジャンル、あるいは手に取りやすい切り口に設定すれば「欲しい」と感じる人は増えはしないでも、一定層いるわけで、その逆を地で行けばそもそも手にする人も減少するはずだ。

 

昨日はなんだか、そんなことを考えながら。減少したはずの需要層の方々が、目の前で本を買ってくれている事に不思議な気持ちになったのである。この人一体何を抱えているんだろうと。その前にてめーは、何を作ってるんだというツッコミもしかるべきながら、余り需要を考えずに毎回走り出す為、やはりそうしたモノに興味を抱く人もいるのだと、他人事のように改めて実感してしまったのである。

 

・同人誌って、やっぱ面白いなぁって思った

小学3年生レベル国語苦手なヤツの感想文みたいな見出しで申し訳ない限りだが、こういう本を出せるというのはやはり同人誌の魅力なんだなというありきたりな結論に帰ってきた。だって需要考えてないんだもの。僕が聞きたい話を聞き、そして読んでみたい本を作る。そんな勢いだけで本当に作ってるんだなと、改めて実感したのである。逆に言えば、そんな本でも手に取ってくれる人がいる。その事実に改めて励まされた。

 

そう思ってみてから、こんな独りよがりなオナニー大会に巻き込んでしまった方の多さに恐縮している。今回、改めて過去にこのシリーズに対談や寄稿、写真等によって協力頂いた方の人数を数えたら総勢25人に上った。いやはや、ほんと申し訳ないやら、ありがたいやら。ここまでいると、どの方向を向いて寝てもたぶん誰かしらに脚は向くから立って寝るしかない。特にオチがあるわけではない。それにしたって、自分だけでは出来ない企画ばかり。本当に文字通り皆様のおかげ、というよりむしろ皆様が「陽」に立って完成する本だなとも痛感した。

 

そして、こんな文章を書いてると、このシリーズも次回がラストなような気持ちに自分がなってくるが、もうしばらくは続けようと思う。今日はそのモチベーションを改めて見直したいという、いわば自分励まし記事である。「そんなんアナログ日記でやれ」と言われそうなので、事前にやってみたら「無意味」「虚無」「結婚」とかネガティブ単語の羅列大会になったので公開記事で気勢を張ることにした。いやぁ、独りよくない、死ぬねほんとに。

 

次回夏コミ。一応テーマは定まっている。追々公開していきたいが、多分またバカだと思われるテーマを真剣に文字化してみたい。その根底は何なのかと自問すれば、多分人が好きなんだなぁとたまに思う。面倒なことを考え、主張し、ちょっとした違いを騒ぎ立てる。多分本質的に考えれば人間の営みって、動物として考えるとかなり無駄が多い。でもせっかく人に生まれたんだし、そういう無駄も楽しまないと損だよなと。そんな無駄に仰々しい本をまたしばらくは作っていければと思う。と、こんな壮大なこと言ってると、僕まで「宇宙キタ――(゚∀゚)――!!」と出家した感じになりそうなのでここらへんでやめておくが、コミティアに参加してそんな事を改めてぼんやりと思った所存である。

 

あと会場で。『3K歌集』読んでくれた人が「下ネタが星野源みたいですね!」と言ってくれたので、今年は頑張って星野源らしく生きていきます。そう言ってくれた人の目の前で、なんだか嬉しくなって恋ダンス歌いながら踊りかけました。